数式の基本

数式を使うと、シート内または複数のシートのデータを使用して、ルックアップ (参照) やサマリー計算などを実行できます。数式に入力した数値、またはセルの値を使って計算を行うことが可能です。数式を使って、記号やドロップダウン フィールドを自動化することもできます。

Smartsheet で数式を作成/編集するための構文をご覧ください。

Smartsheet での数式の作成と編集

数式を使って数値の計算やシートの表示を自動化します。 たとえば、範囲内の経費を合計したり、またはセルに特定の値が入力された場合にチェックボックスをオンにしたりする数式を作成できます。

注: 数式の作成および編集をするには、シートの編集者、管理者、または所有者である必要があります。 編集者はロックされていないセルの数式のみ作成や編集ができます。 ロックされたセルの詳細は、「列および行のロックとロック解除」をご覧ください。

本記事の内容

その他のリソース

ここでは、数式の作成と書式設定について説明します。 Smartsheet で使用できる関数の詳細、または数式のエラー メッセージについて知りたい場合は、次の記事をご覧ください。

Smartsheet 内の例を使って作業する

構文とパラメーターの要件を含む詳細例を確認し、数式の使い方を練習するには、Smartsheet 数式例テンプレートをご利用ください。


数式の作成

次の列タイプで数式を作成できます。

  • 依存関係またはリソース管理に使用されていない「文字列/数値」列。 詳細情報は、「依存関係の使用」および「リソース管理概要」をご覧ください。
  • 「ドロップダウン リスト」列
  • 「記号」列

セルに数式を入力するには

  1. 数式を入力するセルを選択します。
  2. セルに等号を入力し、計算式を入力します。
    5+3
  3. 数式を入力し、 [Enter] キーを押します。
    8
    数式を入力したセルに結果が表示されます。

数式の演算子

Smartsheet の数式で使用可能な演算子は以下のとおりです。

記号 説明
+ 加算
- 減算
* 乗算
/ 除算
^ 指数
< より小さい
> より大きい
>= より大きいか等しい
<= より小さいか等しい
= 等号
<> 不等号

合計ツールの使用

どの関数を使えばよいかわからない場合は、左ツールバーの [合計] ボタン 合計アイコン の右にある下向きの矢印をクリックし、関数を選びます。 

[合計] ボタンの矢印をクリックすると、選択したセルおよびそのセルの親子関係 (階層) に応じて数式が表示されます。 たとえば、親行のセルを選択して [合計] アイコンをクリックすると、セルには =SUM(CHILDREN()) 数式が入力されます。 

数式を作成した後は、選択したセルをダブルクリックするか、または [F2] (Mac の場合は [fn] + F2 ) を押して、いつでも修正できます。

既存の数式の編集

既存の数式を編集するには

  1. 数式を含むセルをダブルクリックして編集用に開きます (または [F2] を押す)。
  2. 数式に変更を加えて [Enter] キーを押します。

    ヒント: 数式の編集をやめる場合は、[Esc] キーを押して編集モードを終了すると、編集前の数式に戻ります。

数式内のセルの参照

数式にシート内の別のセルの値を含める場合は、セルの参照を使用します。

個別のセルの参照

数式内でセルを参照するには、列名、次に行番号を入力します。

たとえば、次の在庫管理シートの「在庫の価格」列の数式は、「価格」列の 1 行目と「在庫」列の 1 行目を掛けたものです。

個別参照数式

この数式はこのアイテムの合計額 $2,994.00 を返します。

個別参照結果

空白が含まれている、または数値で終わる列名の参照

列名に空白や特殊記号/数値が含まれる場合、あいまいさを避けるために角かっこを使用しなければなりません

=[年度予算]1 + [年度予算]2

=[Q1]1 + [Q2]1

=[危険/問題]5 + [代替/軽減策]5

絶対参照の作成

LOOKUP 関数の入ったテーブルを参照するといった場合は、数式が移動またはコピーされたときに、Smartsheet が自動的にセルの参照を更新しないようにする必要があります。 その場合、絶対セル参照を作成します  (LOOKUP 関数の詳細は、「関数の参照」でご覧いただけます)。

絶対参照を作成するには、数式のセル参照の列名または行番号の前に $(ドル記号) を入力します。 たとえば、次の数式を移動またはコピーする場合、セルの参照対象となる列名および行番号は変わりません

=$[列 A]$1 * $[列 B]$1

次の数式は、行番号のみを絶対参照としています。 この数式を移動またはコピーした場合、数式の置かれた新しい場所に従い、参照される列がそれぞれ変わります。

=[列 A]$1 * [列 B]$1

次の数式は、列のみを絶対参照としています。 この数式を移動またはコピーした場合、数式の置かれた新しい場所に従い、行番号がそれぞれ変わります。

=$[列 A]1 * $[列 B]1

同じ列内のセルの範囲の参照

セルの範囲を参照するには、参照する範囲となる 2 つのセルの間に : (コロン) を入力します。

たとえば、次の在庫管理シートの「在庫の価格」列の下の数式は、同じ列の 1 行目から 6 行目までの値を合計するものです。

範囲の合計

この数式は在庫の価格の合計額  $40,763.75 を返します。

範囲の合計の結果

列全体の参照

列に自動入力されたセルの内容を含め、すべての列を数式で参照することができます。 たとえば、次の数式を入力すると「年度予算」列のすべての値が合計され、行を新しく追加または削除しても値は更新されます。

=SUM([年度予算]:[年度予算])

注: 参照対象の列に数式を入力した場合、数式の入ったセルは参照されません。 たとえば、「年度予算」列の上に数式を入力した場合、SUM 関数はこの数式が入ったセル以外のすべてのセルの合計を算出します。 

複数の列にまたがる範囲の参照

複数の列にまたがる行の値を参照する場合、その行の最初と最後の列を参照します。

たとえば、次の在庫管理シートの「在庫の合計」列の数式は、行 1 の「在庫 A」、「在庫 B」、「在庫 C」の値の合計を算出します。

列方向の合計

この数式は 3 か所の在庫の合計、998 を返します。

列方向の合計の結果

参照タイプの概要

以下の例を参考にして自分の数式を作成しましょう。

参照先 入力形式
個別のセル 列名、行番号 =予算1
空白を含む、または数字で終わる列名 列名を角かっこで閉じる =[列 A]1
=DAY([Q1]1)
絶対参照 (常に特定のセル、行、または列を参照する) 列名、行番号、またはその両方の前に $ 記号を入力する =$[列 A]$1
=[列 B]$1
=$[列 C]1
複数の連続しないセル 参照するセルの間にコンマを入れる =SUM(予算1, 経費4, [予想利益]20)
同じ列内のセルの範囲 : (コロン) で分けられた範囲内の最初のセルを参照し、次に最後のセルを参照する =SUM(予算1:予算12)
すべての列 (新規に追加されたセルを含む) 列名を : (コロン) で分ける =SUM(予算:予算)
複数の列にまたがるセルの範囲 : (コロン) で分けられた範囲の一番左上のセルを参照し、次に一番右下のセルを参照する =SUM([1月]1:[3月]5)

階層の関数の子行、親行、先祖行の参照

階層の関数を使うと、シートのインデント レベルに応じたほかの関数にセルを含めることができます。 別の関数の中に階層の関数を入力することができます。たとえば、親行の下にインデントされたすべての子行のセルを自動参照することができます。親行に新しい子行を追加しても有効です。

親行と子行の関係の設定についての詳細は、「 階層 - 行のインデントとインデント解除」をご覧ください。

各関数の使用についての詳細は、それぞれのヘルプ センター記事をご確認ください。

CHILDREN 関数 親行の下の子行のセルをすべて参照する
PARENT 関数 子行のセルの直接の親行のセルを参照する
ANCESTORS 関数 子行のセルのすべての親行のセルを参照する

ドラッグフィルおよびオートフィルで数式をコピーして時間を節約する

複数のセルで使用したい数式がある場合、各セルに数式を手動で入力するのではなく、次の方法を使ってすばやく数式をほかの場所にコピーできます。

  • ドラッグフィル — 選択したセルの右下の角からドラッグすると、シート内の連続するセルに数式をコピーできます。 コピーすると、数式内のセルの参照先が自動的に変更されます。 詳細情報は、「コピー/貼り付けの使用」をご覧ください。
  • オートフィル — Smartsheet を使って、シート内の上下の新しいセルに数式を自動的にコピーすることができます。 オートフィルを使用すると、新しい数式内のセルの参照先が自動的に変更されます。 この機能についての詳細は、「数式のオートフィルと形式」をご覧ください。

    ヒント: 数式をコピーする際にセルの参照を変更する必要がない場合は、絶対セル参照を作成します。

ビデオ デモ

Smartsheet の数式についてのビデオ デモをご覧ください。

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