VLOOKUP 関数

値を検索し、同じ行の異なる列にある対応する値を返します。
使用例
VLOOKUP("タスク E", [タスク名]1:完了5, 2, false)
構文
VLOOKUP(
  • search_value (検索値)
  • lookup_table (検索範囲)
  • column_num (列番号)
  • [
    match_type (照合の種類)
    ]
)
  • search_value (検索値)
    検索対象の値です。検索範囲の最初の列に含まれる値である必要があります。
  • lookup_table (検索範囲)
    検索するセルの範囲です。検索値 (一番左の列) と返す値の両方を含みます。
  • column_num (列番号)
    返す値の (検索範囲における) 列の位置を示す番号です。検索範囲の一番左の列が位置 1 になります。
  • match_type (照合の種類)
    —[任意]
    既定値は true です。完全一致 (false) と近似一致 (true) のどちらで検索するかを指定します。
利用上の注意

VLOOKUP の数式を使用して、シート内の関連するコンテンツを条件に基づいて自動的に取り出します。たとえば、条件として人物の名前を使用して、その人物の役職を取り出します。

  • VLOOKUP を使用して、別のシートのテーブルから値を検索できます。別のシートからセルを参照する方法について、詳細は「数式: 別のシートのデータを参照する」をご覧ください。 
  • VLOOKUP で結果が見つからない場合は、#NO MATCH エラーが返されます。このエラーのトラブルシューティングについて、詳細は「数式エラー メッセージ」をご覧ください。
  • 範囲内に検索値以上の数が含まれない場合は、#NO MATCH エラーが返されます。
  • 検索範囲が最初の列の昇順に並べ替えられていない場合、VLOOKUP は誤った結果を返します。
  • 検索値は検索範囲の一番左の列 (位置 1) に含まれている値にする必要があります。
  • 文字列を検索するには、LOOKUP 値を引用符で囲む必要があります (たとえば、"タスク E")。
  • 「照合の種類」引数は、
    • 検索範囲が並べ替えられていない場合は false に設定します。
    • 既定値の true の場合は範囲が昇順に並べ替えられ、検索値以下 ( <= ) の最も近い一致が返されます。
    • false は、最初の完全一致を返します。
  • 数式に列番号を挿入し、どの列から値を取得しているのかを示すことができます。
     
    たとえば、数式 =VLOOKUP([Inventory Item]3, [Inventory Item]1:[Number of Items in Stock]4, 3, false) の場合は、値 4 を返します。数式は、下のテーブルの 3 列目 (Number of Items in Stock) から値を取得するように書かれています。

    vlookup のテーブルの例

この例では以下のシートの情報を参照しています。

 

衣料品

販売数

単価

在庫?

ステータス

割り当て先

1

T シャツ

78

$15.00

true

sally@domain.com

2

パンツ

42

$35.50

false

tim@domain.com

3

ジャケット

217

$200.00

true

corey@domain.com


上記の表を例に、シートに VLOOKUP を使用した例をいくつかご紹介します。

 

数式

説明

結果

IF([在庫?]1 = 1 (true), VLOOKUP("T シャツ", [衣料品]1:ステータス 3, 5))

ステータスの色を返します。「在庫?」列の行 1 が 1 (true) と等しい場合、「衣料品」列の値「T シャツ」を検索し、「ステータス」列 (検索範囲の 4 列目) の値を生成します。 

IF([在庫?]2 = 0 (false), VLOOKUP([行 #]1, [行 #]1:[在庫?]3, 2))

在庫切れの商品を返します。「在庫?」列の行 2 が 0 (false) と等しい場合、行 2 の値を検索し、検索範囲の 2 列目の衣料品の値を返します。

パンツ

VLOOKUP("ジャケット", [衣料品]1:[単価]3, 3, false) * [販売数]3

売上金額の合計を返します。「衣料品」列の値「ジャケット」を検索し、見つかった場合は「単価」列の値 ($200) を返します。次に、この数字に「販売数」列の行 3 の値 (217) を掛けます。

43400

VLOOKUP([衣料品]1, {参照シートの範囲}, 2, false)

割り当て先の連絡先メール アドレスを返します。参照シートの「衣料品」列の行 1 の値を検索し、見つかった場合は参照シートの「割り当て先」列 (列 2) の値を生成します。

sally@domain.com

 

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