適用対象
- Pro
- Business
- Enterprise
機能
この機能を使用できるユーザー
所有者と管理者はシートのプロジェクト設定を変更できます。
依存関係の有効化および先行タスクの使用
Smartsheet の依存関係機能を使用すると、期間 (作業が完了するまでにかかる時間) と先行タスク (最初に起こる必要があるもの) の値が変更されても、日付を自動的に計算して調整できます。 依存関係を有効にすると、以下の機能がシートでアクティブになります。
- 定義された先行タスクの開始日または終了日を変更すると、依存するタスクの日付もすぐに調整されます。
- 開始日、終了日、期間の列に任意の 2 つの値を入力すると、3 番目の値が自動的に計算されます。
- 開始日と終了日、期間、および % 完了は、サマリー計算として親行にロールアップされます。
- 期間の列と先行タスクの列の値を入力すると、シートのプロジェクト設定として指定されている稼働日に基づいて開始日および終了日が自動的に計算されます。
- 親行の値は、子行の値に基づいて自動計算されるため、読み取り専用です。 詳細は、「親行ロールアップ機能」をご覧ください。
- ガント チャートでクリティカル パスを強調表示して、プロジェクト全体の期間を左右する要因を視覚化できます。 詳細については、クリティカル パスに関するヘルプセンターの記事をご覧ください。
プロジェクトの依存関係を有効化または無効化する
シートで依存関係を有効にするには:
- 任意の列ヘッダーの下にあるドロップダウン矢印
をクリックし、[プロジェクト設定の編集] を選択します。
[プロジェクト設定] ウィンドウが表示されます。
- [プロジェクト設定] ウィンドウの [依存関係設定] で、[依存関係の有効化] チェックボックスをオンにします。
新しいオプションが [プロジェクト設定] ウィンドウに表示されます。
- 先行タスクの列および期間の列として使用する列をそれぞれ指定します。 (これらの列がシートにない場合は、依存関係を有効にする際に「先行タスク」および「期間」という名前の列が自動的に作成されます。)
依存関係の使用を停止し、シートから自動化を削除するには:
- 任意の列ヘッダーの下にあるドロップダウン矢印
をクリックし、[プロジェクト設定の編集] を選択します。
- [依存関係の有効化] チェックボックスをオフにし、[OK] をクリックして変更を適用します。
期間と先行タスクとの連携
期間の列と先行タスクの列の値を行に入力すると、プロジェクト設定として指定されている稼働日に基づいて開始日および終了日が自動的に計算されます。
期間
期間は、開始日と終了日の間の作業時間です。 期間は、開始日と終了日に基づいて自動計算することも、期間の列に手動で入力することもできます。
期間の形式 (表示形式と入力形式) の例は以下のとおりです。
期間 | 形式 |
---|---|
週 | 2週間、2週、2w |
日 (端数なし) | 4日、4日間、4d |
日 (端数あり) | 3.5日、3.5日間、3.5d |
時間 | 7時間、7時、7h |
分 | 60分、60分間、60m |
秒 | 500秒、500秒間、500s |
組み合わせ | 4時間 30分、4h 30m |
期間の列で継続期間を使用すると、非稼働日が考慮されません。 継続3日、継続5時間、継続3.5日のように表示されますが、e3d、e5h、e3.5d と入力してもかまいません。また、「継続」の代わりに「継続期間」や「継続時間」と入力することもできます。
先行タスク
先行タスクを指定すると、2 つのタスク間に依存関係を作成できます。
先行タスクを指定して依存関係を作成する
- 先行タスクを作成する行を見つけます。
- 先行タスクの列に、特定のタスクの前に実行される必要のあるタスクの行番号を入力します。
- セルに行番号をコンマで区切って入力することにより、複数の先行タスクに依存関係を作成できます (下の画像の行 7 を参照)。 Smartsheet では、依存タスクの日付を判断する際にすべての先行タスクが考慮に入れられるようになります。 (例: 終了 - 開始 (FS) の関係では、依存タスクの開始日はすべての先行タスクの中で最も遅い終了日の後になるように設定されます。)
- 階層内の親行に先行タスクを追加すると、親のロールアップ機能により、先行タスクがすべての子行に適用されます。 この先行タスク関係により、子行の日付が直接変更されるのを防ぎます。 たとえば、終了 - 開始の先行タスクが親行に設定されている場合、子行レベルで設定されている先行タスクに関係なく、すべての子タスクが同じ日に開始されます。 これを回避するには、可能な限り低いレベルの子行に先行タスクを設定してください。
先行タスク関係の属性を変更する
既定では、先行タスクを指定すると、2 つのタスク間に終了 - 開始の関係が確立されます。
依存タスクとその先行タスクの関係を変更するには、[先行タスクの編集] をクリックします。([先行タスク] 列の任意のセルをクリックします)。 [先行タスクの編集] ウィンドウから、関係のタイプを変更したり、ラグ タイムを追加したりできます。
以下の依存関係タイプを選択できます:
- 終了 - 開始 (FS) - 先行タスクの終了後に依存タスクが開始する。
- 終了 - 終了 (FF) - 先行タスクの終了と同時に依存タスクも終了する。
- 開始 - 開始 (SS) - 先行タスクの開始と同時に依存タスクも開始する。
- 開始 - 終了 (SF) - 先行タスクの開始前に依存タスクが終了する。
ラグ タイムとリード タイム
先行タスクと依存タスクとの間に非活動期間または重複期間を設けるために、ラグ タイムを使用できます。 たとえば、終了 - 開始の依存関係の「ラグ タイム (日数)」フィールドに「1d」と入力すると、依存タスクは先行タスクが終了した後、さらに 1 営業後に開始されます。 先行タスクが終了する前に依存タスクが開始するようにスケジュールするには、負の数 (例: -1d) を使用してリード タイムを作成します。
注: ラグ タイムおよびリード タイムは、週単位、日単位 (端数なし)、日単位 (端数あり)、時間単位、分単位、秒単位、ミリ秒単位、またはこれらの組み合わせで入力できます (上記の期間の例と同様です)