適用対象

Bridge by Smartsheet

Smartsheet の行から ServiceNow 内にレコードを作成

Smartsheet を使って組織全体の社内リクエストのステータスを追跡しましょう。 

PLANS

  • Bridge by Smartsheet

概要

Bridge を使って特定のリクエストを ServiceNow に移行し、Smartsheet で大まかに追跡しながら、さらに詳細なトリアージや進捗確認を行いましょう。 

たとえば、Smartsheet でデータ収集フォームを作成して、提案された重要度レベルの問題を把握することができます。Bridge テンプレートが自動的に重要度高の列を ServiceNow のレコードに変換します。 

使用システム

  • Smartsheet
  • ServiceNow

ワークフロー トリガー

  • Smartsheet: [When Column Values are Changed (列の値が変更された場合)]

ワークフローのテンプレート

  • Convert High-Severity Requests to ServiceNow Records (重要度高のリクエストを ServiceNow レコードに変換する)

必要な権限

Bridge ワークフロー ビルダーは、両アプリの統合を認証する必要があります。また、両アプリで次の権限を持っている必要があります。

  • Smartsheet: Bridge でワークフローを構築するユーザーは、シート上で編集者以上の権限を持っている必要があります。 
  • ServiceNow: Bridge でワークフローを構築するユーザーは、対象のテーブルにレコードを追加する権限を持っている必要があります。

ServiceNow と Smartsheet の統合を認証する

両アプリの認証方法については以下の記事をご覧ください。


シートを設定する

このテンプレートを使用するために Smartsheet で必要な作業

必要な列を含む新しいシートを作成するか、既存のシートに必要な列を追加します。 

  • シート ID - シート ID を確認するには、シートで[ファイル] > [プロパティ]を選択します。
  • 「ドロップダウン (単一選択) 」列 - 重要度を列名として入力し、ドロップダウン リストのオプションとして追加します。 
    • 低 
    • 中 
    • 高 
  • 「文字列/数値」列: ServiceNow のレコード ID を列名として入力します 

ServiceNow テーブルの設定にもよりますが、シートの各列が元のレコードの各フィールドに対応しているはずです。以下のシート例では、「Request (リクエスト)」列、「Severity (重要度)」列「Details (詳細)」列がワークフローで使用されます。 

Brandfolder Image
Sample sheet template

テンプレートを展開する

  1. Bridge アカウントにログインします。 
  2. ソリューション センターで、「Convert High-Severity Requests to ServiceNow Records (重要度高のリクエストを ServiceNow レコードに変換する)」テンプレートを検索し、選択します。
  3. ワークフローに名前を付けます。 
  4. ワークフローをワークフロー一覧に追加するには、[Deploy (展開)] を選択します。 
  5. 展開先のワークスペースを選択します。ワークスペースのワークフロー一覧で、新しいワークフローが使用できるようになります。 
  6. 作成したワークフローを開くには、名前を選択します。

レコードのフィールドを設定する

テンプレートを使用するために ServiceNow で必要な作業

必要なもの: 

  • レコードを追加する ServiceNow のテーブルの名前
  • Smartsheet から ServiceNow のレコードに反映するフィールドの名前

Smartsheet の列から ServiceNow の新しいレコードにデータを移行するには、フィールドをマッピングする必要があります。

 

一部のマッピングは自動で行われるため、必要なのは「キー」フィールドの値を調整してフィールドをレコードと一致させることだけです。 

 

以下の写真では、「キー」フィールドと「値」フィールドが表示されています。「キー」フィールドの値を、ServiceNow で利用可能なレコードに一致するように置き換えます (これは ServiceNow の設定に特有です)。 

  1. ワークフローで、「ServiceNow: Create Record (ServiceNow: レコードの作成)」モジュールを選択します。 
  2. ServiceNow のテーブルの名前を 「Table Name (テーブル名)」 フィールドに追加します。
  3. 「Columns (列)」セクションを展開します。 
  4. [Key #1 (キー 1)] フィールドで、「Details (詳細)」 列のデータを表示させる ServiceNow のレコードのフィールド名になるよう、値を置き換えます。 
  5. [Key #2 (キー 2)] フィールドで、「Request (リクエスト)」列のデータを表示させたい ServiceNow のレコードのフィールド名になるよう、値を置き換えます。 
  6. 「Severity (重要度)」列の値を取り込むには、[Key #3 (キー 3)] で、値を適切なフィールド名に置き換えます。

 

さらにデータをレコードに取り込むには、次の「キー」フィールドで、レコード フィールド名を追加します。次に、[Value (値)] フィールドにデータ参照を入力します。 

Brandfolder Image
Set the record fields

 


トリガーを設定する

設定したトリガーにより新しいワークフローが実行され、毎回 [Severity (重要度)] 列の値が変わります。 

トリガーの設定

  1. 認証を受けたら、「Triggers (トリガー)」タブを選択し、「Triggers (トリガー)」セクションを展開します。
  2. [Add to Triggers (トリガーに追加)] を選択します。 
  3. 「トリガー名」 フィールドに、設定するトリガーの一意の名称を追加します。
  4. 「シート ID」 フィールドに、シートの一意の ID を入力します。 
     

    シート ID を確認するには、シートで [ファイル] > [プロパティ] を選択します。

     

  5. 「イベントのタイプ」フィールドで、[When Column Values are Changed (列の値が変更された場合)] トリガーを選択します。 
  6. 「列の名前または ID」フィールドに、重要度を入力します。 
  7. ワークフロー一覧で、新しいワークフローを選択します。 

ワークフローの内訳

以下のテンプレートで、ワークフローの各要素の働きを確認しましょう。 

 

この一覧のモジュールのほとんどはデータ参照を使っています。

 

  • 「Smartsheet: Get Row (行の取得)」モジュール: ワークフローが Smartsheet のシートの「重要度」の値の変更を検出すると、「行の取得」 モジュールによって該当する行からデータが取得されます。 
  • ジャンクション: 「重要度」列のチェック - 「重要度」列の値をチェックして、固定値 (例: 「高」) と参照データ (すなわち、「行の取得」モジュールによって取得された「重要度」列のセルの値) を比較します。データ参照の値が固定値に一致する場合、ワークフローは次のパスに従い ServiceNow のレコードを作成します。そのほかの値の場合は反対側のパスに進み、ワークフローが停止します。 
  • 「ServiceNow: Create Record (レコードの作成)」モジュール: 特定の ServiceNow のテーブルにレコードを作成します。レコードを作成する場所を指定するために、テーブル名が必要です。このモジュールの「キー」フィールドと「値」フィールドは「行の取得」モジュールの参照を取り込み、「詳細」列、「リクエスト」列、「重要度」列の値を ServiceNow の「レコード」フィールドに反映します。このモジュールの「キー」の値の名前を変更し、ServiceNow のレコードに表示したいデータに一致させる必要があります。 
  • 「Smartsheet: Update Row (行の更新)」モジュール: 作成したレコードから取得したデータ参照の数値を使います。次に、その値を Smartsheet のシートの「ServiceNow Record ID (ServiceNow レコード ID)」フィールドに挿入します。この値がシート上に表示されれば、ワークフローが正常に実行され、ServiceNow でレコードを特定する ID が作成されたということになります。

テンプレートをカスタマイズする

このテンプレートをカスタマイズするいくつかの方法を以下で紹介します。 

  • チェックボックス列を使って「行を更新」モジュールにボックスを選択させ、列が ServiceNow レコードに変換されたかどうかをチェックする 
  • 特定のチームのみ ServiceNow で作業する場合に、そのチームに割り当てられたすべての列を ServiceNow レコードに変換する
     
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