SUCCESSORS 関数

別の数式の中で使用して、あるタスクの直接的な後続タスクを計算し、参照されたタスクの結果として発生する後続タスクの行番号を返します。

構文

SUCCESSORS(value)
  • 評価される値は、単一のセル参照で返される数式の結果となります。

使用例

= JOIN(SUCCESSORS(列@row),”,”)

利用上の注意

  • この数式を使用するには、依存関係をアクティブにする必要があります。有効にしない場合、#INVALID COLUMN VALUE エラーが表示されます。
  • 後続タスクは、前のタスク (先行タスク) が完了するまで開始または終了できないタスクです。
  • 先行タスクによって、タスク間に日付ベースの依存関係が作成されます。次のタスクを開始する前に、あるタスクの特定の日付駆動型イベントが発生している必要があります。
  • 後続タスクが親行の場合、後続タスクの数式から子行の情報を除外することはできません。これを回避するには、ヘルパー列の数式を作成して、先行タスクが明示的に列挙されていない子行の後続タスクを削除します。
  • この関数では、現在のタスクに依存するタスクが自動的に列挙されます。これは、依存関係を追跡し、プロジェクトのタイムラインとタスクの関係を明確化するのに役立ちます。
  • タスクには、直接的な先行タスクが複数定義されている場合があります。
  • タスク名やステータスのリストを取得する場合など、別の数式で後続タスクの値を参照するには、行番号のヘルパー数式を使用する必要があります。例えば (MATCH(Unique@row, Unique:Unique, 0) の場合、「Unique」は常に値が入力されているシート内の任意の列で、すべての行について一意になります。また、自動番号割り当ても使用できます。 

例 1

=JOIN(SUCCESSORS(列@row),CHAR(10))

この数式では、複数選択ドロップダウン列で JOIN 関数と組み合わせることにより、あるタスクの直接的な後続タスクを計算します。それにより、参照されたタスクの結果として発生するタスクの行番号のコレクションが返されます。

 

例 2

=COUNT(SUCCESSORS(列@row))

現在のタスクに依存する直接的なタスクの数を判断します。

 

例 3

  • =COUNTIFS(先行タスク:先行タスク, HAS(@cell, 行番号@row)) 

  • =COUNTIFS(先行タスク:先行タスク, HAS(@cell, 

  • 行番号@row), [% 完了]:[% 完了], 1)

すべての先行タスクが 100% 完了している場合に、現在のタスクを開始できることを示すチェックボックスをオンにします。このソリューションでは「行番号」というヘルパー列と、上記の JOIN/SUCCESSORS 数式を使用した別の列が必要です。

自動化ルールを設定して、タスクを開始できるようになったら担当者に通知します。

さらにサポートが必要な場合

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