適用対象

Smartsheet Advance Package

Smartsheet Microsoft Dynamics 365 のベスト プラクティスとトラブルシューティング

ここに記載されているベスト プラクティスとトラブルシューティングのヒントを使用してエラーを修正し、Smartsheet for Dynamics 365 Connector を最大限に活用しましょう。

ご利用可能なユーザー

プラン:

  • Smartsheet Advance Package

同期エラーを特定し修正する


ワークフローのエラーを特定し解決するために以下のリソースを使用できます。

  • [Run History (実行履歴)] ページ: ワークフローの同期エラー回数と、問題の詳細が記載されたエラー メッセージが表示されます。
  • エラー レポート メール: 問題が発生すると、ワークフロー所有者および問題の原因となったフィールドやワークフロー行を編集したユーザーに電子メールが送信されます。
  • Sync Error (同期エラー) 列: Smartsheet で、問題が発生した行にメッセージが表示されます。(この列は、Dynamics 365 エンティティに紐づけられたどのシートにも存在しています)。

実行履歴ページを使った同期エラーのトラブルシューティング

ワークフローを作成すると、ワークフローの [Run History (実行履歴)] ページで同期履歴や発生したエラーの情報を確認することができます。

[Run History (実行履歴)] ページを開くには:

  1. メニューから [Dashboard (ダッシュボード)] を選択して、ワークフローの一覧を表示させます。
    Brandfolder Image Menu button with the Dashboard and Account Admin options

  2. [Last Run (最終実行日)] の下のリンクを選択して、ワークフローの [Run History (実行履歴)] ページを表示させます。

  3. 特定の実行インスタンスのタイムスタンプ ([Last Run (最終実行日)] の下) を選択すると、エラー メッセージが表示されます。

コネクタ ワークフローのベスト プラクティス

保存と更新を頻繁に行う

2 つのアプリケーション間で作業していると、同期エラーが発生する可能性が高くなります。このリスクを最小限に抑えるには、変更を保存し、その際にシートを最新の情報に更新してください。これにより、他のユーザーも変更を把握できるようになり、お使いのワークフローに従ってそれらの変更が Dynamics 365 と Smartsheet に同期されます。

シートの閲覧者権限を付与する

シートの内容を誤って変更してしまうと、Smartsheet と Dynamics 365 との同期のエラーにつながる可能性があります。これを回避するには、シートの共同作業者に閲覧者権限を付与します。つまり、共同作業者はシートのデータを表示できても、変更はできません。

変更を表示する

「履歴の表示」機能を使用して、セルに加えられた変更の記録を表示できます。Smartsheet と Dynamics 365 との間で共有されるデータを含むシートの場合、変更に関連付けられたユーザーの名前が、ワークフロー作成者の名前になります。

この情報は、予期しない変更が見つかった場合に、特定のユーザーのワークフローを分離するのに役立ちます。これらは、誤ってマップされた列から発生している可能性があります。または、同期エラー列にエラーが表示されていない場合もあります。

特定の行のデータのみを Smartsheet から Dynamics 365 にプッシュする

Dynamics 365 にデータをプッシュバックする行を確実に制御するには:

  1. Dynamics 365 エンティティに接続するシート上で、新しい列を作成し、「チェックボックス」タイプを選択して、その列に「Sync to Dynamics (Dynamics に同期)」という名前を付けます。
  2. Smartsheet for Dynamics 365 ページへログインし、手順に従ってワークフローを作成します
  3. ワークフロー ウィザードで双方向ワークフローを指定し、シートの「Update in Dynamics 365 (Dynamics 365 で更新)」列にチェックが入っている行のみを同期するフィルターを作成します。

シートと Dynamics エンティティの次回の同期時に、「Sync to Dynamics (Dynamics へ同期)」チェックボックスがオンになっている行のデータのみが Dynamics にプッシュ バックされます。

想定外の空白列がある場合にシートの権限を確認する

共有権限によってはシートのデータが更新されず、そのエラーも受信できないことがあります。ワークフローでマップされたシートに空白列がある場合、その列がロックされている可能性があり、管理者権限が必要になることがあります。