構文
IFERROR(value, value_if_error)
- 値—エラーがあるかどうかをテストする値 (主に数式)
- 値がエラーの場合—最初の値がエラーとなった場合に返される値または数式
使用例
IFERROR([タスク名]15, "データが必要")
利用上の注意
- これは IF 関数の中に ISERROR 関数を入れ子にする場合と似ていますが、IFERROR を使用すると、式の再入力や再評価を行う必要がありません。
- この関数は、不適切に構築された式によるエラーを抑制しません。例えば、#UNPARSEABLE、#CIRCULAR REFERENCE、#BLOCKED、#DATE EXPECTED、#CONTACT EXPECTED などです。
例
この例では以下のシートの情報を参照しています。
行番号 |
衣料品 |
アイテム番号 |
単価 |
出荷日 |
---|---|---|---|---|
行番号 1 |
衣料品 T シャツ |
アイテム番号 C001 |
単価 $15.00 |
出荷日 03/05/19 |
行番号 2 |
衣料品 パンツ |
アイテム番号 C002 |
単価 $35.50 |
出荷日 03/20/19 |
行番号 3 |
衣料品 ジャケット |
アイテム番号 C003 |
単価 $200.00 |
出荷日 02/27/19 |
行番号 4 |
衣料品 ジャケット |
アイテム番号 C003 |
単価 #ゼロで除している |
出荷日 02/27/19 |
上記の表を例に、シートに IFERROR を使用した例をいくつかご紹介します。
数式 |
説明 |
結果 |
---|---|---|
数式 =IFERROR(SUM([単価]:[単価]), "価格にエラーがあります") |
説明 単価列を合計します。エラーがある場合は、数式によって「価格にエラーがあります」という値が生成されます。 |
結果 価格にエラーがあります |
数式 =COUNTIF([出荷日]:[出荷日], IFERROR(MONTH(@cell) = 3, " ")) |
説明 月のセル値が 3 (3 月) の場合に、出荷日列の値をカウントします。条件にエラーがある場合、数式によって空白の値が生成されます。 出荷日の行 2 および 3 は、条件を満たしています。 |
結果 2 |
数式 =IFERROR(VLOOKUP("ジャケット", [衣料品]:[アイテム番号], 2, false), " ") |
説明 衣料品列のジャケットという値を検索します。 数式によって値が見つかると、アイテム番号列に値が生成されます。 条件に #No Match などのエラーがある場合、数式によって空白の値が生成されます。 |
結果 C003 |
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