DataTable を使用して、シートを信頼できる情報ソースと常に同期させましょう。シートを DataTable に接続すると、DataTable のデータが自動的にシートに同期されます。
シートを DataTable に接続する
接続方法
シートを DataTable に接続する方法は 2 つあります。
Add & update mode (追加 & 更新モード): DataTable からシートにデータのサブセットが取り込まれます。フィルター条件を使用してデータを絞り込み、シートの列にマッピングし、DataTable の変更をシートに適用する方法を指定することができます。追加、更新、削除の各オプションを使用して、接続で定義されたフィルター条件とシートが一致するようにします。
Lookup mode (ルックアップ モード): DataTable のデータが、一意の識別子に基づいてシートに結合されます。これは VLOOKUP と似ています。一意の識別子を選択して DataTable の値を検索し、どのシートの列を DataTable にマッピングするかを選択します。Lookup mode (ルックアップ モード) を使用することで、DataTable をシートで実行されているプロセスの参照先として使用できます。
Lookup mode (ルックアップ モード) では、接続されたシートで行われた変更が、DataTable のデータで上書きされます。そのため、マッピングされた列は接続によってロックされ、データの編集ができなくなります。
シートに行われた変更が、DataTable に同期されることはありません。
最大 1,000 シートまで DataTable に接続できます。
Add & update mode (追加 & 更新モード)
ステップ 1: テーブルを選択する
- DataTable と接続するシートに移動して、[Connections (接続)] メニューを選択します。
- [Connect to a DataTable (DataTable に接続)] を選択します。
- [Add & update mode (追加 & 更新モード)] を選択します。
- 使用する DataTable を選択します。
ステップ 2: データをフィルタリングする
DataTable からシートに同期するデータをフィルタリングします。シートの上限は 50 万セルと 2 万行ですが、DataTable にはそれよりも多くのデータが含まれている可能性があります。
少なくとも 1 つのフィルター条件を設定する必要があります。接続には最大で 10 個の条件を追加できます。フィールド タイプに応じて、さまざまな条件を使ってデータをフィルタリングできます。
[Sync records (レコードを同期)] で [All (すべて)] を選択し、すべてのフィルター条件を満たすことを要件にするか、少なくとも 1 つの条件を満たすことを要件にするかを切り替えることができます。さらに条件を追加する場合は、[+Add New Condition (+新しい条件の追加)] を選択します。
フィルターを設定したら、[Next (次へ)] をクリックします。
ステップ 3: DataTable のデータをシートにマッピングする
マッピングするフィールドをオンに切り替えて、転送先のシートの列を選択します。DataTable 内の名前とシート内の名前が一致する必要はありません。
この接続により、「DataTable Record ID (DataTable レコード ID)」という新しい列がシートに追加されます。この ID を使って、DataTable から追加された行を追跡します。既定では、この列はロックされており、非表示になっています。この列の値を変更すると、対応する行の更新の受信が停止します。
- [Next (次へ)] を選択します。
ステップ 4: 接続動作を設定する
- 以下の動作の組み合わせについてオンとオフを切り替えます。
DataTable に行が追加されたときに、シートにその行を追加する
DataTable で行が変更されたときに、シートのその行を更新する
フィルター条件に一致しなくなった行を削除する - 目的とする一連の動作をオンに切り替えたら、[Next (次へ)] を選択します。
ステップ 5: 接続を確認する
作成した接続のサマリーを表示します。接続の設定を変更するには、[Back (戻る)] を選択します。
完了したら、[Create (作成)] を選択します。フィルター条件に一致するデータはすべて、自動的にシートに追加されます。これには数分かかることがあります。また、シートを最新の情報に更新する必要がある場合もあります。
Lookup mode (ルックアップ モード)
ステップ 1: 接続を設定する
- DataTable と接続するシートに移動して、[Connections (接続)] メニューを選択し、[Connect to a DataTable (DataTable に接続)] を選択します。
- [Lookup mode (ルックアップ モード)] を選択します。
- 使用する DataTable を選択します。
ステップ 2: 一意の識別子を選択する
- シートの行と DataTable のレコードを照合するための一意の識別子を選択します。必ず、一意の値を含む DataTable フィールドを選択してください。通常、この値は、店舗コード、データベースのレコード ID など、データセットの数字と文字で構成される文字列です。一意の識別子の値が一致するレコードが DataTable にある場合、接続では最初に見つかったレコードのデータを使用します。通常、これが最小の DataTable レコード ID になります。
- 一意の識別子をマッピングしたら、[Next (次へ)] を選択します。
ステップ 3: フィールドを照合する
- マッピングするフィールドをオンに切り替えて、情報を転送するシートの列を選択します。少なくとも 1 つのフィールドを選択します。DataTable 内の名前とシート内の名前が一致する必要はありません。
- [Next (次へ)] を選択します。
ステップ 4: 接続を確認する
作成した接続のサマリーを表示します。接続の設定を変更するには、[Back (戻る)] を選択します。
[Create (作成)] を選択して、接続を確定します。接続は自動的に実行され、DataTable の一致する一意の識別子に対して Lookup Value (ルックアップ値) が追加されます。これには数分かかることがあります。また、シートを最新の情報に更新する必要がある場合もあります。