HAS 関数

この値が他の値と一緒に複数の連絡先または複数選択ドロップダウンの列のセルまたは範囲に表示される場合も含め、単一の値の完全一致を検索します。HAS は完全一致を見つけた場合に「True 」を返します。見つからない場合には「False」を返します。

構文

HAS(search_range, criterion)
  • search_range
    検索対象のセルまたはセル範囲
  • 条件
    検索する値

使用例

=IF(HAS([曜日]: [曜日], "月曜日"), "はい", “いいえ”)

利用上の注意

  • HAS 関数は、複数選択ドロップダウンおよび「複数の連絡先」列で使用することを目的に設計されています。他の列タイプで使用してもエラーの原因にはなりませんが、条件がセルの内容、または複数選択あるいは複数の連絡先のセル内の明確な値に完全に一致した場合のみ「true」を返します。

    上の例では、「文字列/数値」列に [曜日]1 があり、[曜日]1 = “月曜日” の場合に HAS は「true」を返しますが、[曜日]1 = “月曜日 火曜日” の場合には「false」を返します。複数選択列に [曜日]1 があり、[曜日]1 = “月曜日” の場合に HAS は「true」を返します。[曜日]1 に “月曜日” と “火曜日” の値が含まれる場合にも「true」を返します。値が [曜日]1 = “月曜日 火曜日” の場合には「false」を返します。
  • HAS 関数は CONTAINS とは異なるものです。CONTAINS 関数は条件を含むストリングや文字を探す関数であるのに対し、HAS 関数は特定の値を探す関数です。

    例えば、HAS を使って「リンゴ」と検索すると、HAS は「リンゴ」が「文字列/数値」列に単独で存在するか、複数選択列の明確な値である場合にのみ、「true」を返します。一方、CONTAINS を使って「リンゴ」を検索すると、文字列/数値セルの任意の部分、または複数選択セルの任意の明確な値に「リンゴ」がある場合に「true」が返されます。

ここでは、HAS をシートで使用する例をご紹介します。

 

数式

説明

結果

=SUMIF([衣料品]:[衣料品], HAS(@cell, "T シャツ"), [販売数]:[販売数])

同じ行の「衣料品」列の隣接するセルの値が T シャツの値と完全に一致する場合、「販売数」列のセル値を合計します。

行 1 はこの条件を満たしています。

78

=COUNTIFS([販売日]:[販売日], HAS(@cell, "1:55 PM"))

「販売日」列のうち、02/15/19 1:55 PM の値と完全に一致する値を持つセル値をカウントします。

行 2 はこの条件を満たしています。

1

=IF(HAS([衣料品]:[衣料品], "ジャケット"), "True", "False")

「衣料品」列の値がジャケットの値と完全に一致する場合、数式は値 True を生成します。

行 3 はこの条件を満たしています。

True

さらにサポートが必要な場合

Smartsheet 数式テンプレートを使用して、例を表示し、リアル タイムで関数を操作する練習をします。

Smartsheet の他のお客様がこの関数をどのように使用しているかの例を検索したり、Smartsheet オンライン コミュニティで特定の使用例について質問したりすることができます。

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