DISTINCT 関数

別の数式内で使用し、重複を削除することで範囲を一意の値に絞り込みます。

構文

DISTINCT(range)
  • range (範囲)
    評価するセルのグループを表します。1 つまたは複数の列を含めることができます。

使用例

COUNT(DISTINCT(作成者:作成者))

利用上の注意

  • DISTINCT はヘルパー関数であり、単独では使用できません。この関数により、COUNT や JOIN など、別の関数または数式内の範囲が置き換えられます。

  • DISTINCT で値を評価するには、すべての値が同じデータ タイプ (数値、テキスト、日付など) でなければなりません。範囲を文字列と数値で参照すると、INVALID DATA TYPE エラーが発生します。「パート 157」など、文字列と数値が混在しているセルは文字列と見なされ、DISTINCT を使用して評価できます。

  • DISTINCT で 1 つのデータ タイプのみを参照するには、COLLECT の使用を検討してください。

    =COUNT(DISTINCT(COLLECT({範囲 1}, {範囲 1}, ISNUMBER(@cell))))

例 1

COUNT(DISTINCT(作成者:作成者))

この数式では、フォームを送信してシート内にデータを入力した一意のユーザーの人数を判断します。

 

例 2

=JOIN(DISTINCT(在庫アイテム:在庫アイテム), ", ")

この数式では、「在庫アイテム」列の一意の値を結合し、コンマで区切られた単一の文字列にします。

テキスト折り返しオプションを使用し、結果をセル内で積み上げリストとして表示する場合、または複数選択フィールドのリストとして表示する場合は、数式に CHAR(10) の区切り記号を追加します。

=JOIN(DISTINCT(在庫アイテム:在庫アイテム), CHAR(10))

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Example 2 DISTINCT function

 

例 3

INDEX(DISTINCT(作成者:作成者), 連続番号@row)

手動で番号を付けた連続する値と組み合わせて使用すると、範囲内で見つかったすべての一意の値を表としてリスト表示できます。

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Example 3 DISTINCT function

一意の値の合計数が、追加された連続する値の合計よりも少ない可能性がある場合は、IFERROR を含めます。

さらにサポートが必要な場合

数式ハンドブック テンプレートをご活用ください。より多くのサポート リソースを見つけることができる他、100 個以上の数式、リアル タイムで操作を練習できるすべての関数の用語集、よく使われる数式や高度な数式の例を参照できます。

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