適用対象
Control Center グローバル更新: 検索/置換
Who can use this?
Plans:
- Smartsheet Advance Package
検索/置換のグローバル更新では、プロジェクト シートとテンプレートの値を更新します。 検索/置換を使用するには、検索の値と置換の値を入力します。
既定では、すべての列が更新されます。 更新される列を限定するには、[In these columns (以下この列のみ)] を使用して、更新を制限します。
Control Center ポートフォリオのデータの検索/置換を実行するには、
- [Control Center] > [Manage Program (プログラムの管理)] > [Global Updates (グローバル更新)] の順に進み、[検索/置換] を選択します。
- 更新に名前を付け、使用するブループリントとテンプレートを選択します。
- 検索の値と置換の値を入力し、[In these columns (以下この列のみ)] ドロップダウン リストから更新したい列を選択します。
- [詳細オプション] を選択し、その他の条件を追加します。 [Add Find/Replace (検索/置換の追加)] を選択すると、1 度のグローバル更新で複数の検索/置換を実行することができます
- グローバル更新を完了し、変更をテストして、適用します。 詳細は、変更のテストと検証に関する記事をご覧ください。
注: プロファイル データ フィールドで検索/置換による更新を実施するには、[Add Condition in Advanced Options (詳細オプションに条件を追加する)] を選択し、選択テストで [Row (行)] を選択して、条件を [is Profile Data (プロファイル データ)] に設定します。
検索/置換の制限
列タイプのなかには、SCC の 検索/置換に利用できないものや、制限付きなら利用できるものもあります。 そうした列タイプを以下の表に示します。
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「連絡先リスト」列のデータに関する制限
[Find (検索)] ボックスの値は、シートに表示されるフル ネームのユーザー名、またはその連絡先に関連付けられたメール アドレスである必要があり、 Joe Smith または joe.smith@mbfcorp.com のいずれかを指定できます。
「連絡先リスト」列の値は完全一致でしか検索できません。 [Find (検索)] の値では、[Restrict to (条件)] ボックスにて以下のいずれかの値を使用する必要があります。
- =次の値:
- ≠次の値:
- =空白
- ≠空白
[Replace (置換)]の値では、[Advanced Options (詳細オプション)] の [Restrict to (条件)] ボックスに [replace the entire cell (セル全体を置換)] を設定する必要があります。 [[Restrict to (条件)] に他の値が入力されている場合、「連絡先リスト」列はスキップされます (他の列タイプはスキップされません)。
「連絡先リスト」列で検索/置換を実行する際は、連絡先名ではなくメール アドレスを使用します。
「日付」列のデータに関する制限
「日付」列のセルは、以下のいずれかの条件が設定されている場合のみ、検索の値 と一致します。
- =次の値:
- ≠次の値:
- =空白
- ≠空白
他の条件が設定されている場合、「日付」列はスキップされます。 同様に、[Replace (置換)] でも、条件を [replace the entire cell (セル全体を置換)] に設定しておく必要があり、そうでない場合は「日付」列はスキップされます。
たとえば、[Restrict to (条件] が [contains (=次を含む値:)] で設定され、[Find (検索)]の値に「01/30」を、[Replace (置換)] の値に「02/01」を使用している場合、[contains (=次を含む値:)] 条件が使用されているため、「日付」列の「01/30/2017」というセルは一致しません。 これらの値が更新に含まれている場合、この操作は「文字列/数値」の列タイプに対して実行されます。
[[Find (検索)] または [Replace (置換)]ボックスに日付を入力する際に「日付」 (または日付/時間) 列が選択されていると、日付がどのように解釈されるか (例: February 15, 2018) を示す警告が表示されます。 この場合、日付の値をユニバーサル形式 (YYYY-MM-DD) に変換することもできます。 ユニバーサル形式への変換は、「日付」列を検索対象とする場合のベスト プラクティスであり、 異なる日付表示形式 (mm/dd/yy や dd/mm/yy など) に起因する混乱の回避に役立ちます。
Smartsheet の日付は、各ユーザーの個人用の設定に基づいて表示されます。 つまり、日付の表示は、[個人用の設定] にてユーザー レベルで制御されています。 日付の形式に関する詳細は、「地域設定で既定の日付形式と数値形式を指定する」をご覧ください。
検索/置換のその他の利用方法
Control Center を使って部分的に検索/置換を実行するには
[Advanced Options (詳細オプション)] をクリックすると、[Find (検索)] ボックスおよび [Replace (置換)] ボックスの下に [条件] オプションが表示されます。
ここで、検索する値とセルとの一致条件を以下のとおり、詳しく指定します。
- セルとの完全一致: [is equal to (=次の値:)] (既定)、[is not equal to (≠次の値:)]
- セルとの部分一致: [contains (=次を含む値:)]、[does not contain (≠次を含む値:)]、[begins with (次で始まる値:)]、[ends with (次で終わる値)]
- セル全体との比較: [is greater than (次より大きな値:)]、[is less than (次より小さな値:)]
- セルのその他の要素: [is blank (=空白)]、[is not blank (≠空白)]、[is a number (=数値)
以下のように、置き換える値でセルをどのように更新するかも指定します。
- Replace the entire cell (セル全体を置換)(既定)
- Replace just the matching text (一致したテキストのみを置換)
大文字と小文字を区別して検索するかどうかを設定するには
既定では、大文字と小文字を区別せずに検索されます。 大文字と小文字を区別して検索するようにするには、[Restrict to (条件)] ボックスで [match case (大文字と小文字を区別する)] を選択します。
Find/Replace (検索/置換) を使用して数式を更新するには
この場合、 検索の値をイコール (=) から始めると、セルに表示される値ではなく、セルにある数式が検索対象になります。 同様に、置換の値をイコール (=) から始めると、その数式が入っているセル全体が更新されます。 数式の検索/置換対象は数式全体です。
したがって、数式に合わせて値が更新されるか、値に合わせて数式が更新されるか、変更された数式に合わせて数式が更新されるかのいずれかになります。
数式を使用できる場所の制限
以下のいずれかの列タイプに数式を挿入しようとすると、エラーが表示されます。
- 連絡先リスト
- [Project Settings (プロジェクト設定)] にて [Duration column (期間の列)] に指定されている列
- [Project Settings (プロジェクト設定)] にて [% Complete column (% 完了の列] に指定されている列
- [Project Settings (プロジェクト設定)] にて [Start Date column (開始日の列)] に指定されている列
以下の列タイプには数式を挿入できますが、 その操作により、予想外の結果が出る場合があります。
- チェックボックス/フラグ/星 - 数式の結果は真または偽になります。
- 「日付」列 - 数式の結果は日付になります。
数式の行番号が異なる場合に、すべての数式を更新するには
Control Center での数式の活用に関する詳細は、Control Center のグローバル更新に関するヘルプ記事「数式の要件」をご覧ください。
Find/Replace (検索/置換) のその他の条件
置換を実施する前提として、検索値に加えて別の一致条件を行の他の列に設定することができます。
たとえば、特定のタスク (「主要リスクの特定」) の期間を 4 日 (4d) から 6 日 (6d) に更新する必要がある場合、同じ期間を持つ他のタスクが更新されないようにする必要があります。 その場合は、以下のように指定します。
検索の文字列 = 「4d」、置換の文字列 = 「6d」、さらに詳細条件としてタスク名が「主要リスクの特定」であることを条件とする。
列の詳細条件は複数設定でき、すべての条件の一致が必要か、またはいずれかの条件の一致のみで置換できるかを選択することができます。
[Row (行)] 条件の使用
[Row (行)] 条件を使用すると、値ではない行の属性を指定することができます。 使用できる [Row (行)] 条件は一度に 1 つのみです。
以下の表は、[Row (行)] 条件の推奨される使い方をまとめたものです。
目的 | [Row (行)] 条件に使用する値 |
階層レベルに基づいて、異なる値または数式を更新する | has Children (子行あり) has no Children (子行なし) has Parent (親行あり) is Level 1 (レベル 1) is Level 2 (レベル 2) is Level 3 (レベル 3) is Level 4 (レベル 4) |
ロック済み、またはロックされていない行のみを更新する | is Locked (ロックあり) is not Locked (ロックなし) |
検索/置換がメタデータにのみ適用されることを示す (下の関連する質問をご覧ください) | is Metadata (メタデータである) |
メタデータにて検索/置換を実施するには
既定では、シートサマリー セクション (すべてのメタデータが置かれている場所) にある行は、検索/置換では変更されません。
[Summary (サマリー)] セクションにあるメタデータの値または数式を変更するには (たとえば、「プロジェクトの状態」のメタデータのための数式を変更する場合)、[Advanced Options (詳細オプション)]セクションにて、条件 [[Row] is Metadata (行がメタデータ)] を追加します。 これにより、[Summary (サマリー)] セクションにのみ検索/置換が適用され、シート内のそれ以外の部分はスキップされます。
なお、メタデータの名前を変更しても、構成が自動的に更新されることはありません。 メタデータの名前を変更した場合は、SCC ビルダーを使用して更新を実行する必要があります。