適用対象
機能
この機能を使用できるユーザー
DataMesh を使用するための前提条件は以下のとおりです。
- ライセンス ユーザーである
- ソース シートで閲覧者権限以上、ターゲット シートで編集者権限以上が付与されている
- Smartsheet システム管理者がユーザー管理で DataMesh プレミアム アプリケーションの権限を有効にしている
DataMesh について
DataMesh は、Smartsheet のデータを複数のシートやレポートにマッピングするプレミアム アプリです。このアプリを使用すると、入力ミス、重複するデータ入力、不要な作業を軽減できます。データのコピーと貼り付けを自動的に実行する方法が提供されるため、一対多の関係で一貫性を確保できます。
DataMesh は以下に使用できます。
- プロジェクト計画: 価格テーブルのコスト情報をプロジェクトに取り込む。
- プロパティ管理: すべてのアドレスおよび場所固有のデータの一貫性を確保する。
- 人事: 複数のシートの従業員情報を最新の状態に保つ。
DataMesh を使用すると、以下を実行できます。
- 重複を自動的に検出して削除する
- 指定したルックアップ値に基づいて、シート間にリンクを作成する
- 1 つまたは複数のシートにある既知のルックアップ値に基づいて、1 つのシートの空のセルに自動入力する (例: メンバーの電話番号が記載されたソース シートがある場合、DataMesh を使用して、同じ電話番号が含まれる別のシートを更新できる)
DataMesh のプランと価格に関する詳細は、DataMesh Marketplace ページをご覧ください。
前提条件
DataMesh を使用するための前提条件は以下のとおりです。
- ライセンス ユーザーである
- ソース シートで閲覧者権限以上、ターゲット シートで編集者権限以上が付与されている
- Smartsheet システム管理者がユーザー管理で DataMesh プレミアム アプリケーションの権限を有効にしている
DataMesh は、プランで使用できるプレミアム アプリケーションです。権限レベルを確認するには、datamesh.smartsheet.com にログインしてください
新しい DataMesh 構成を作成する
新しい DataMesh 構成は、[New Config (新規構成)] ウィザードで作成します。このウィザードには 5 つの作成手順があります。
ウィザードを開始するには、DataMesh にログインし、右上にある [New Config (新規構成)] を選択します。
ステップ 1: ソース アイテムを選択する
- 検索または参照で、メッシュ後のシートに表示したいデータを含むシートまたはレポートを見つけます。
- アイテムを選択し、[Next (次へ)] ボタンをクリックします。
ステップ 2: ターゲット シートを選択する
1. 検索または参照で、データのコピー先シートを見つけます。
2. シートを見つけたら選択し、[Next (次へ)] ボタンをクリックします。
ステップ 3: シートの列をマッピングする
このステップでは、マッピングするフィールドを選択し、どの情報をどこへ移動させるかを決定します。
- [Source Sheet (ソース シート)] の下の [Lookup Values (ルックアップ値)] ボックスで、両方のシートに共通する値 (ターゲット シートで検索する値) を選択します。
注: [Lookup Values (ルックアップ値)] の値はシート間でコピーされません。
- [Source Sheet (ソース シート)] と [Target Sheet(s) (ターゲット シート)] セクションで、マッピングするフィールドを選択します。ソース シートとターゲット シートの間で [Lookup Values (ルックアップ値)] が一致すれば、[Data Field (データ フィールド)] ボックス (または列名) で指定したデータがターゲット シートにコピーされます。
注: マッピングする列名は同じである必要はありませんが、各シートに同様のデータがある場合、標準的な命名規則を使用すると、マッピングが行いやすくなります。 - マッピングする列を選択し、[Next (次へ)] を選択します。
ステップ 4: ビュー オプションを定義する
- さまざまなドロップダウン メニューからデータをどのように (どれくらいの頻度で) メッシュするかを指定するには、ビュー オプションを使用します。
- Overwrite Existing Data in Target Sheets (ターゲット シートの既存のデータを上書き): [Yes (はい)] に設定すると、ターゲット シートのデータ フィールド列にあるデータが上書きされます。
- Duplicates in Source Sheet (ソース シートの重複): このオプションでは、ソース シートで重複が見つかったときに、それをどのように処理するかを指定します。
[Pick 1st Match (最初の一致を選択)] を選択すると、ソース シートの最初に一致したルックアップ値が使用されます。
[Ignore Entries (エントリを無視)] を選択すると、重複するルックアップ値が完全にスキップされます。 - Data Mapping Format (データ マッピング形式): このオプションでは、ソース シートからデータをセル リンク機能で頻繁に同期させるか (この機能の詳細は「セル リンク」のヘルプ記事を参照) 、ソース シートからコピーするかを指定します。
注: [Copy and Add Data (データのコピーと追加)] オプションを選択すると、ソース シートとターゲット シートの間で一致するルックアップ値がコピーされますが、ターゲット シートに一致するルックアップ値がないソース シートの新しいルックアップ値も追加されます。 - Execution Frequency (実行頻度): DataMesh 値を更新する実行頻度を指定します。
注: レポートをソースとして使用した場合、[Update Immediately (すぐに更新)] は利用できません。
- [Config Name (構成名)] の下の [Name (名前)] フィールドに、目的に沿ったタイトル (メッシュしているデータの種類など) を入力します。
- [Next (次へ)] ボタンをクリックします。
ステップ 5: 確認して更新する
ここでは、データ フィールドが正しくマッピングされ、オプションの指定も正確で、構成名も適切であることを確認します。すべて問題なければ、[Update (更新)] ボタンをクリックします。
DataMesh 構成を実行する
DataMesh 構成を作成できたら、いつでも実行できます。実行頻度を設定している場合 (上のセクションの「ステップ 4」を参照)、DataMesh は、スケジュールされた次の実行時間に実行されます。
構成をすぐに実行したい場合は、メイン ページでその構成の名前をクリックします。
ステップ 1: 詳細
オプションが正しく設定されていることを確認し、[Run (実行)] ボタンをクリックします。
ステップ 2: プレビュー
ターゲット シートにどのようにデータが反映されるかをプレビューで確認します。ここでは、以下に関する詳細も確認できます。
- 影響を受ける行の合計
- 影響を受けない行の合計
- ソースの重複の合計
- 不一致行の合計
すべて問題なければ、[Submit (送信)] ボタンをクリックします。
ステップ 3: 確認
ここでは、各ターゲット シートの結果サマリーを確認できます。
[Close (閉じる)] を選択して、Smartsheet に戻ります。メッシュされたデータは、ターゲットとして指定したシートに表示されます。 変更を反映するためにシートの更新が必要な場合もあります。
DataMesh 構成をほかのユーザーに移行する
DataMesh 構成を移行する前に、新しい所有者が以下の要件を満たしていることを確認してください。
- ライセンスが付与された Smartsheet アカウントのメンバーであり、DataMesh にサインインしていること
- ソース シートとターゲット シートの両方で、管理者レベルの共有権限またはそれ以上の権限があること
構成を移行するには、以下の手順を行います。
- [DataMesh] ウィンドウの右側にある移行アイコンをクリックします。
[Transfer Configuration (構成の移行)] ウィンドウが表示されます。
- 構成の移行先の Smartsheet アカウントに関連付けられているメール アドレスを入力します。
- 構成の移行先となるユーザーに、DataMesh にサインインして移行を承諾するよう求める電子メールの通知が届きます。
そのユーザーが DataMesh にサインインし、移行を承諾すれば完了です。そのユーザーが構成の新しい所有者になります。