適用対象

Smartsheet
  • Enterprise

機能

この機能を使用できるユーザー

Smartsheet への OIDC または SAML 用の Azure を構成するには、Smartsheet および Azure のシステム管理者である必要があります

Smartsheet へのプランレベルの OIDC または SAML 用の Azure を構成する

Smartsheet への SSO に Azure を使用するには、2 つの方法があります。どちらの方法も効果的です。

PLANS

  • Enterprise

権限

Smartsheet への OIDC または SAML 用の Azure を構成するには、Smartsheet および Azure のシステム管理者である必要があります

どちらの設定でも、Azure の認証設定は Azure によって制御されます。SSO のポリシーと設定の調整はすべて、Smartsheet ではなく、Azure で管理します。 

  • Open ID Connect (OIDC): 組み込みの Microsoft ボタンと、これに対応する Azure のエンタープライズ アプリ (3290e3f7-d3ac-4165-bcef-cf4874fc4270) を使用します。Azure のみに制限するには、Smartsheet の認証設定を使用してください。 
  • SAML: Azure で Smartsheet 用の新しいエンタープライズ アプリを作成し、そのアプリで SAML のセットアップとユーザー属性を直接設定します。この方法では、特定のユーザー属性をより細かく管理できます。 

Smartsheet は、Azure プロビジョニング サービスを使用した SCIM のプロビジョニングを提供していますが、SSO の要件ではありません。 

OIDC または SAML 用の Azure は、プランレベルの構成であることに留意してください。


OIDC を使用した SSO の設定

  1. Azure エンタープライズ アプリで、既成の Smartsheet エンタープライズ アプリ (ID 3290e3f7-d3ac-4165-BCEF-CF4874FC4270) を参照または検索します。
  2. ユーザーに対する可視性や必要な割り当てなど、Azure の設定を確認します。Smartsheet では、User.read のみを使用する必要があります。
  3. Smartsheet の認証設定で Microsoft Azure AD オプションをアクティブ化してテストします。
  4. テストが正常に完了したら、変更をユーザーに伝え、他の認証オプションを無効にします。 

Smartsheet への SAML 用の Azure を構成する

ログインの詳細をさらに管理する必要がある場合は、Azure を SAML ID プロバイダー (IdP) として SAML を構成します。OIDC と同様に、ほとんどの構成変更は Smartsheet ではなく Azure で行います。 

Smartsheet と Azure AD の間に SAML を構成すると、[組織/団体アカウント] ボタンが Smartsheet のログイン画面に表示されるようになります。

SAML で Azure AD を構成するには:

Azure で Smartsheet が所有するギャラリー アプリ (ID 329..) に SAML を設定することはできません。組み込みのアプリでは、別のオプションである OIDC SSO を管理できます。Azure で SAML を設定するには、次の手順で新しいエンタープライズ アプリを作成します。

基本的な SAML 構成に、次を入力します。
Azure のユーザー属性とクレームには、以下のような既定値があります。
  • Unique User Identifier (一意のユーザー識別子): user.userprincipalname
  • Email address (メール アドレス): user.mail
  • Name (名前): user-userprincipalname

既定の Additional Claim of Name (追加の名前クレーム): user-userprincipalname は予期せぬエラーの原因となります。これを削除して、Azure 経由の SAML が正しく機能するようにするにしてださい。

SAML 署名証明書で次を行います。
  1. Status (ステータス) が Active (アクティブ) であることを確認します。
  2. 通知メールを確認します。証明書の期限が近づくと、この電子メールに通知が届きます。 
  3. [Federation Metadata XML (フェデレーション メタデータ XML)] をダウンロードし、Notepad やその他のテキスト エディタでファイルを開きます。
  4. 左パネルから [Manage (管理)][Properties (プロパティ)] を選択し、一番下までスクロールして [User assignment required? (ユーザーの割り当てが必要ですか?)] をオフにします。この機能をオフにするとテストが容易になります。ユーザーは既に Smartsheet ユーザーリストで管理されています。  
  5. 管理センターにログインして [Authentication (認証)] > [SAML] をクリックします。
  6. [SAML] の横にある [Edit Configuration (構成の編集)] を選択して、[Add IdP (IdP の追加)] をクリックします。
  7. IdP に名前を付け (例: AzureSAML)、ダウンロードしたメタデータに貼り付けます。変更内容を保存します。 
  8. [Edit IdP (IdP の編集)] ウィンドウで、[Activate (アクティブ化)] をクリックします。
  9. [Edit IdP (IdP の編集)] ウィンドウと [SAML Administration (SAML 管理)] ウィンドウを閉じます。
  10. [Authentication (認証)] ウィンドウで、[SAML] を選択します。
  11. 変更内容を保存します。 

SAML を使用したログイン用の [組織/団体アカウント] ボタンが、ログイン画面に表示されます。新しく作成された Azure SAML 用の IdP により、SSO URL が SAML へのショートカットとして提供されます。


Smartsheet の管理センターで SSO の方法を設定する

  1. 左側のナビゲーション バーで [アカウント] を選択します。 
  2. [アカウント] メニューで、[管理センター] を選択します。 
  3. [セキュリティ] > [共有セーフ リスト] の順に選択します。このページにある他のオプションの詳細については、「セキュリティ制御」に関する記事をご覧ください。
  4. [認証] セクションで、[編集] を選択します。
  5. 希望する認証オプションを選択します。少なくとも 1 つ選択する必要があります。

単一の Azure エンタープライズ アプリを使用して、複数の Smartsheet ユーザーリストの SSO を強化できますか?

はい。Smartsheet では、複数のユーザー リストで同じエンティティ ID を使用できます。

 

OIDC を使用する「組み込まれた Microsoft」ボタンによる SSO では、ユーザー属性やクレームを変更できますか?

いいえ。SSO の設定を細かく管理するには、SAML を使用してください。

例外やグループ化を設定して、異なるユーザー グループに異なるログイン方法を適用することはできますか?

いいえ。唯一設定できる例外は、SAML でのシステム管理者向けのメール アドレス (オプション ) とパスワードのフォールバックのみとなります。

 

Azure SSO は外部の Smartsheet ユーザーに影響を与えますか?

認証設定 (Azure SSO を含む) の変更の影響を受けるのは、Azure SSO が有効になった Smartsheet ユーザー リスト内のユーザーのみです。システム管理者によって招待された、または Smartsheet によってプロビジョニングされた管理対象ユーザーのみ、SSO を介してログインできます。  

SSO を有効にした後、新規ユーザーのアカウントを作成するにはどうすればよいですか?

ドメインに対して Smartsheet の組み込みの自動プロビジョニングを使用します。Azure SCIM も使用できます。Azure SCIM のセットアップは複雑なプロセスであるため、Smartsheet UAP から始めてください。

 

この記事はお役に立ちましたか?
はいいいえ