Smartsheet ピボット アプリは、シートまたはレポートに保存されている大量のデータを要約および分析し、意味のある比較、パターン、傾向を作成するのに役立ちます。
Smartsheet Pivot アプリ - はじめに
Smartsheet Pivot アプリは、シートに保存したデータをまとめたり、動的に最新の情報に更新したりするプレミアム アドオンです。 Pivot アプリで作成できるピボット テーブルは、以下のとおりです。
- 複数のシート上でロールアップ サマリーを作成し、重要な情報を見つけやすい場所で表示する
- 新しいデータが追加されるたびにサマリー メトリックを最新の状態で維持する
- データの変更が必要な時に重要なセグメントをすばやく特定し適合する
たとえば、Pivot アプリでは以下のようなデータを抽出することができます。
以下のように外観を変更できます。
Smartsheet Pivot アプリはプレミアム アドオンで、購入可能です。 Smartsheet プレミアム アプリの入手方法については、Smartsheet セールスまでお問い合わせください。
はじめる前に
Pivot アプリを使うには、Pivot アプリを含む Smartsheet のプランのライセンスユーザーである必要があります。
Pivot アプリは既存の Smartsheet のデータに基づいています。 Pivot アプリでピボット テーブルを作成するには、共有権限レベルが所有者または管理者であるシートまたはレポートの元のデータが必要です。
ブラウザーの互換性については、「Smartsheet を使用するためのシステム要件」を参照してください。
Pivot アプリにログイン
起動ツールをクリックして Pivot アプリにアクセスします。
注: 起動ツールから Pivot アプリにアクセスできない場合は、「起動ツールでプレミアム アプリとテンプレートにアクセスする」をご覧ください。
ピボット シートの作成
[Create New (新規作成)] ウィザードで、新しいピボット シートを作成します。 作成には 4 つのステップがあります。
ウィザードを開始するには、Pivot アプリの左上にある [Create Pivot Sheet (ピボット シートの作成)] をクリックして、ウィザードの手順に従います。
ステップ 1: シートを選択する
- 検索または参照で、サマリーを作成したいデータを含むシートまたはレポートを見つけます。
- 希望のシートまたはレポートが見つかったら、選択して [Next (次へ)] をクリックします。
ピボット シートの元のシートを確定すると、変更することはできません。 別のシートのデータからピボットを作成する場合は、新しいピボット シートを作成する必要があります。
ヒント: 条件の追加や削除、または複数のシートからピボットを作成するには、ピボットのソース データとしてレポートの使用を考慮します。 レポートについての詳細は、「複数のシートのデータに関するレポート」をご覧ください。
ステップ 2: [Assign Columns (列の割り当て)]
列の割り当てのステップで、Pivot シートに表示する行、列、および値を選択します。 テーブルに名前を付けたり、元のデータに基づいてテーブルを最新の情報に更新するかどうか、また更新の頻度も設定します。
- 列、行、値ボックスの上にある [Add Field (フィールドの追加)] をクリックして、ピボット シート内の該当するアイテムのソースを選択します。
ヒント: 入力するデータと入力する場所については、以下のガイドを参考にしてください。
- [Pivot name (ピボット名)]ボックスに、ピボット シートの名前を入力します。
これは Pivot アプリがピボットに付ける名前です。 この名前で、このピボットと Pivot アプリ内で作成された他のピボットを区別します。
- [Execution Frequency (実行頻度)] で、テーブルの更新頻度を選択します (ピボット テーブルを定期的に更新して元のデータの変更を反映するには、ここでオプションを選択する必要があります)。
列、行、値の配置に関するガイド
ピボット テーブルのデータの配置方法については、以下の画像をご覧ください。
- 列: [Columns (列)] ボックスに追加したフィールドは、ピボット テーブルの上部を横断するように表示されます (例: 月)。
- 行: [Rows (行)] ボックスに追加したフィールドは、ピボット テーブルの左側に表示されます。複数のフィールドを追加すると、階層が作成されます。 階層は、行ボックスでフィールドが表示される順序をベースとします。
- 値 値に追加したフィールドは、ピボット テーブルの行と列が交差する部分に表示されます。 これらの値は、合計、平均、または数を指します。
ステップ 3: [Destination (対象先)]
このステップでは、新しいピボット シート名を指定し、Smartsheet 内の対象先を指定します。
- [Sheet name (シート名)] ボックスで、対象シート名を入力します。
- [Select destination folder or workspace (対象フォルダーまたはワークスペースの選択)] で、Pivot アプリで新しいピボット テーブルを配置する位置を選択します。
- [Next (次へ)] をクリックして [Create (作成)] を選択し、Pivot アプリでピボットの指示を設定します。
[Execution Frequency (実行頻度)] (上記の「ステップ 2」セクションを参照) を設定すると、次に予定されている実行時間にピボット テーブルが作成されます。 ピボット テーブルのプレビューと作成を直ちに行いたい場合は、このページの次のセクションの手順に従い、Smartsheet でピボット テーブルとそのシートを作成します。
ピボット テーブルのプレビューと作成
ピボット テーブルをプレビューして直ちに作成する場合は、作業対象のピボットのリンクをクリックして、ウィザードの手順に従います。 Name (名前)] の下に表示されるピボット名をクリックします。
ステップ 1: 詳細
[Preview (プレビュー)] をクリックして、ピボットの詳細を確認します。 ウィザードはステップ 2 へと進み、Smartsheet で作成されるピボットのプレビューを表示します。
ステップ 2: [Preview (プレビュー)]
このステップでは、ピボットの結果を見ることができます。 プレビューの内容でよければ、[Confirm (確認)] をクリックします。 (変更する場合は、[Cancel (キャンセル)] をクリックして下の「ピボット シートの編集」の手順に従います。)
Pivot アプリは、ピボット シートを作成して、そのピボット シートを 「ピボット シートの作成」のステップ 3: [Destination (対象先).
ステップ 3: [Confirm (確認)]
おめでとうございます! これで、ピボット シートが作成され、Smartsheet 上でピボット シートを確認できます。 [Close (閉じる)] をクリックして、ウィザードを閉じます。
ピボット シートの編集
[Edit (編集)] アイコンをクリックして、ピボット シートを編集できます (たとえば、プレビューの段階で列を忘れたことに気づいた時や、別の階層を使って行を表示したい時など)。
Smartsheet でピボット テーブル シートを見つける
新しいピボット テーブル シートを見つける方法
- Smartsheet を開きます (https://app.smartsheet.com)。
- 名前でシートを検索するか、ピボット シートの設定時にステップ 3: [Destination (対象先).
注: 新しいシートを表示するには、ブラウザーを最新の情報に更新する必要があります。
ピボット シートの整理と書式設定
最初は、ピボット テーブルの書式は設定されていません。 行は名前順に整理されます。
列名を変更したり、Smartsheet の書式設定ツールを使ってピボット テーブルの外観を変更したりできます。 (Smartsheet の書式設定に関する詳細情報は、「書式設定オプション」をご覧ください。 列名の変更については、「列の挿入、削除、および名前の変更」をご覧ください。)
注: ピボット テーブルの自動更新が設定されていても、書式設定と新しい列名は維持されます。
データが変更されたりテーブルに新しい行が追加されたりしても、書式設定は維持されます。
ピボット シートの所有権の移行
役割を変更して、1 つまたは複数のピボット シートの所有権をほかのユーザーに移行する方法は、以下の通りです。
- ピボット シートの移行先のユーザーが、以下に対して管理者レベルの共有アクセス権を保有していることを Smartsheet で確認します。
- ピボット テーブルの元のシートまたはレポート
- ピボット テーブル シート
- Pivot アプリを開く (https://pivot.smartsheetapps.com/)
- [Name (名前)] で、所有権を移行するピボット シートの名前を選択します。
- [Transfer Ownership (所有権の移行)] をクリックします。
- [Ownership Transfer (所有権の移行)] ウィンドウで、所有権の移行先となるユーザーのメール アドレスを入力して、[Transfer (移行)] をクリックします。