適用対象
Control Center グローバル更新: 列
Control Center グローバル更新では、シート テンプレートの列を更新したり、更新後のテンプレートを既存の全プロジェクトへ展開したりすることができます。 Control Center では、プロジェクト シートやテンプレートに対して、以下に挙げる列レベルの更新が可能です。
- 新しい列の追加
- 既存の列の変更
新しい列を追加する
グローバル更新を使用して新しい列を追加するには 2 つの方法があります。 グローバル更新を使用すると、どちらの方法でも Control Center ポートフォリオ内の全プロジェクトが更新対象となります。
ここでは以下のことが可能です。
- 新しい列を作成する - グローバル更新を使用して、新しい列を作成しテンプレートに追加します。 このオプションでは、テンプレートに新しい列が追加されます。 その後、グローバル更新を実行して既存のプロジェクトを更新します。
- テンプレートの既存の列を使用する - すでに新しい列がベース テンプレートに追加されている場合は、この方法を使用します。 グローバル更新を使用して、新しい列をデプロイ済みのプロジェクトに追加します。
ヒント: この方法を使って、既存の列に列プロパティ (通貨、小数点以下の桁数など) を適用します。
オプション 1: 新しい列を作成する
- [Control Center] > [Manage Program (プログラムの管理)] > [Global Updates (グローバル更新)] の順に進み、[Add New Column (新しい列の追加)] を選択します。
- 更新に名前を付け、使用するブループリントとテンプレートを選択します。
- [Create a new column (新しい列の作成)] (既定) チェック ボックスをオンにして、[Column Title (列タイトル)] と [Column Type (列タイプ)] を入力します。
ヒント: 既定値オプションの 1 つを選択し、グローバル更新の実行時に反映された値を定義します。
(オプション) [Advanced (詳細設定)] を選択して、その他のオプション (書式設定、列の位置、ロック済み/非表示の状態) を表示することもできます。 詳細情報は、列に対するグローバル更新の詳細オプションに関する記事をご覧ください。 - グローバル更新を完了し、変更をテストして、適用します。 詳細は、変更のテストと検証に関する記事をご覧ください。
オプション 2: テンプレートの既存の列を使用する
新しい列を手動でベース テンプレートに追加した場合は、このオプションを使って、SCC ポートフォリオで既にプロビジョニングされているプロジェクトに新しい列をプッシュします。
- 新しい列をテンプレートに追加し、必要に応じて設定を行います。 利用可能な列とその活用方法についての詳細は、「列」をご覧ください。
- [Control Center] > [Manage Program (プログラムの管理)] > [Global Updates (グローバル更新)] の順に進み、[Add New Column (新しい列の追加)] を選択します。
- 更新に名前を付け、使用するブループリントとテンプレートを選択します。
- [Use an existing column (既存の列を使用)] を選択します。
- [Add Column (列の追加)] ドロップダウンから作成した列を選択します (新しい列が表示されない場合は、[refresh (最新の情報に更新)] をクリックします)。
ヒント: 既定値を選択し、グローバル更新の実行時に反映された値を定義します。 1 度のグローバル更新に適用できる既定値または数式は 1 つのみです。
(オプション) [Advanced (詳細設定)] を選択して、その他のオプション (書式設定、列の位置、ロック済み/非表示の状態) を表示することもできます。 詳細は、「列に対するグローバル更新の詳細オプション」に関する記事をご覧ください。 - グローバル更新を完了し、変更をテストして、適用します。 詳細は、「変更のテストと検証」に関する記事をご覧ください。
ベース テンプレートへの列の追加についての詳細は、「Smartsheet Control Center に関するよくある質問」をご覧ください。
既存の列を変更する
[Modify Existing Column (既存の列の変更)] を選択すると、プロジェクト シートに既に存在している列に変更を加えることができます。 既存の列を変更することにより、以下のことが可能になります。
- 列の書式設定を調整する
- ドロップダウン列の選択肢を追加または削除する
- 数式の参照を調整する
変更を加えるには:
- [Control Center] > [Manage Program (プログラムの管理)] > [Global Updates (グローバル更新)] の順に進み、[Modify Existing Column (既存の列の変更)] を選択します。
- 更新に名前を付け、使用するブループリントとテンプレートを選択します。
- 更新する列を選択して、更新の詳細を入力します。
注: 1 つ (または両方) のオプションを選択します。 - 列プロパティ (名前、タイプ、オプション、インデックス) を変更します。
- 列のセル データを変更します。 詳細は、後述の「列データの変更」をご覧ください。(オプション) [Advanced (詳細設定)] を選択して、列に適用可能なその他のオプション (書式設定、列の位置、ロック済み/非表示の状態) を表示することもできます。 詳細情報は、列に対するグローバル更新の詳細オプションに関する記事をご覧ください。
- グローバル更新を完了し、変更をテストして、適用します。 詳細は、変更のテストと検証に関する記事をご覧ください。
列データの変更
グローバル更新では、新しいデータを追加したり、列の値を変更したりすることに加え、すでに開始しているプロジェクトの既存のデータをまとめて変更することができます。
- [Modify Existing Column (既存の列の変更)] 更新を作成します。
- [Change column cell data (列のセル データの変更)] をオンにします。
- 列の値を選択し、[Add New Change (新しい変更の追加)] をクリックします。
- 新しい固定値または数式を入力します。 詳細は、「数式の要件」をご覧ください。
注: グローバル更新で作成した数式で行レベルの参照を実行するには、@row 引数を用いる必要があります。 詳細は、「@cell および @row を使った効率的な数式の作成」に関する記事をご覧ください。
列に対するグローバル更新の詳細オプション
詳細オプションを使用する際には、以下の点に注意してください。
- 列の位置を調整する際、プライマリ列とそのすぐ右隣の列の間に列を追加することはできません。 ここには、プロファイル データの名前と値のペアが保存されているためです。
- 列に明示的に適用されている書式設定は既存のプロジェクトにプッシュされますが、条件付き書式ルールはプロジェクト シートにコピーされません。
- 詳細オプションで利用できない書式設定オプションは 以下の通りです。
- 通貨
- パーセント
- 桁区切り
- 小数点以下の桁数
- 日付形式
ヒント: 上記の書式設定オプションをプロジェクトに適用する場合は、ソース テンプレートを更新してください。 新しくプロビジョニングされたすべてのプロジェクトには、新しい書式設定が含まれます。 ソース テンプレートの更新後に既存のプロジェクトを更新するには、「オプション 2: テンプレートの既存の列を使用する」を使います。